熱いぜ社長のブログ

新住協の素晴らしい先輩方の家を見学!

2025.03.01

新住協の素晴らしい先輩方の家を見学させていただきました!(家族の居場所のある住まい)
たまっていたブログネタを日曜日にまとめて出している熱いぜ社長神木です。

二月は素晴らしい勉強の機会がたくさんありました。その一つが知識を高めさせていただいている新住協東京支部、関東支部共同の現場見学会です。

横浜に集合し、横須賀の北村建築工房さんの完成した家、鈴木アトリエ、山田建設さんの居住中の家に、引き渡し前の家、あすなろ建築さんの工事中の家を見学させていただきました。
一日で4つもまわったため、頭をフル回転で記憶しなくてはならない充実した一日になりました。

どの家も敷地条件を考慮した高断熱高気密、高耐震は当たり前で、そこに家族の居場所、居心地、暮らし方がしっかり考えられた作品ばかりでした。とても素晴らしく、自分が住みたいと思うほどです。

新住協のトップランナー工務店さんは当社の師匠、上尾の佐藤工務店さんと同じように、必死に考え実践した素敵な工夫を惜しげもなく皆さんにお伝えしてくれました!
少しでもこの”善の循環”に応えられるよう、いただいたエッセンスを活かして参ります。ありがとうございました!

この後写真とその感想を載せていきます。ぜひご覧ください。

北村建築工房さんの作品
北村建築工房さんの作品です。後ろの竹林まで敷地になっていて、風景に溶け込む焼杉の外壁のお住まいは、性能はもちろん、普遍的な美しさを持っていました。とても綺麗でした!

内観吹き抜け部分
内観吹き抜け部分です。暖房を助ける日射取得と夏の日射遮蔽が考えられており、造作の水回り機器は無垢材の良さをふんだんに醸しだしています。木が心地良さをくすぐります。
螺旋階段
玄関土間から続く螺旋階段です。解放感を演出し、2階へのつながりにも大きな役割を持っています。治め方大変だったろうなと思わず考えてしまいます。白のアイアン(鉄)は木との調和が素晴らしかったです!

北側の庭のウッドデッキ
これは北側のお庭のウッドデッキです。このお住まいは南側にも北側に大開口木製サッシが通っています。竹山の借景も相まって夏には相当過ごしやすいお庭だなと思いました。年々厳しい夏の涼を得られる場所で、こういった空間を活かす北側リビングなどのヒントがたくさん詰まっていました。気持ち良かったです!
※「借景」とは造園や住宅で、敷地の外にある自然の風景を庭や室内に取り込むことです。

鈴木アトリエさんが居住している家
こちらは二件目鈴木アトリエ、山田建設さんの居住している家です。バスで40名ほどが見学されたのですが、皆さん理想の生活の姿に感動し、住んでいる所を提供して下さったお施主様との付き合いに感服していました。横浜ならではの傾斜地を活かしたスキップフロアのお住まいは玉手箱のようでわくわくします!
高さを利用した工夫
玄関、階段、リビングとスキップしていくのですが、高さを利用した工夫が満載でした!家具、照明のセンスも抜群でした!

高さを抑えた和室
二階の高さを抑えたすごく落ち着く和室です。この和室に座ると、天井は2.4mという呪縛にとらわれてはいけないと考えるほど居心地が良かったです。

あすなろ建築工房さんの工事中現場
3件目のあすなろ建築工房さんの工事中現場です。充填断熱の入れ方、電気配線の処理、そして気密処理と、教科書に出てくるような治まりです。

エアコン付きの小屋裏
エアコンがついている小屋裏です。きれいな治まりに工事中なのに美しいと思ってしまいます。さすがあすなろさんの職人さんです!上の大きな穴から新鮮な空気を取り込み、小屋裏エアコンが除湿し、冷気に替えて家じゅうを冷やします!
基礎断熱部
基礎断熱部です。ただひたすらに”隙間なく”を実践しています。これなら隙間を表すC値が良いのも当然ですね!
アトリエ鈴木、山田建設さんの引き渡し前の家
これが4件目のアトリエ鈴木、山田建設さんの引き渡し前の家です。なんと吹き抜けを利用したハンモックがあります。空気の循環と遊び心が融合した工夫です。このほか雲梯(うんてい)もあり、住まい全体がジャングルジムのようでした!
住まい全体を冷やすエアコン
このお住まいは3階建てなんですが、3階のエアコンだけで住まい全体を冷やす工夫がされていました。普段から3階建ての時はどのように空調しようかと考えていましたが、このお住まいからヒントを頂きました。エアコンの左上の給気口が1階から3階までつながっています。冷たい空気、暖かい空気をここで循環させています。

 

これからも断熱改修でエイジング・イン・プレイス(自宅でできるだけ長く自立して安心、安全に暮らす事)を目指して頑張ります。