熱いぜ社長のブログ

パッシブ換気と高断熱住宅のその先について勉強してきました!

2023.12.20

新住協関東支部研修会でパッシブ換気と高断熱住宅のその先について勉強してきました!(快適で悩み事のない住まい、家族の居場所がある住まい)

やっと冬らしくなってきましたね、暖冬の影響で身体が慣れずちょっとの寒さに一喜一憂している熱いぜ社長神木です。

先日、自分の高性能住宅の師匠、上尾の佐藤工務店さんと新住協長野支部支部長の軽井沢が拠点のアトリエカムイの井野さんの講習会が自分の所属する新住協関東支部のリアルセミナーで開かれました。

テーマはこちら↓
佐藤工務店さんは
本州型パッシブ換気とロフトエアコン

井野さんは
高断熱住宅の魅力をより感じられる無断熱空間の外との繋がり

 
当社も佐藤工務店さんで見学させて頂いて第三種課換気とパッシブ換気から高性能住宅が始まっています。もちろん、熱交換をしながら換気できる第一種換気はそれはそれですばらしいです。
極寒ではない本州だと、この第三種換気+パッシブ換気+小屋裏、床下エアコンの全館暖冷房のシステムは、高断熱高気密住宅が条件ですが相性はとても良く、何よりもお施主様のメンテナンス費用、維持費は格段にお財布に優しいです。

佐藤工務店さんのお話を聞き、本当にお施主様目線での住まい創りを素晴らしい技術力で広めてる事を感じ、自分も少しでも続いて行きたいと思いました。

 
井野さんのお話は住まいが高性能になればなるほど、自然が感じられる外の空間との繋がりは大事で、そういう居所を作る事でより居心地の良い高性能住宅の本質がわかるというものでした。
とかく住まい(箱)の方に目がいきがちな自分には、センセーショナルでこちらも大変勉強になりました。

自分が新住協に入ったのは佐藤工務店さんの勧めですが、佐藤工務店さんの今回のパッシブ換気の資料は北海道の山本亜耕建築設計事務所の山本さんからの物もあります。パッシブ換気は岐阜の鳳建設の森さんも力を入れています。岐阜にも佐藤さんともに見学させていただき、感銘を受けました。

新住協メンバーとしては関東支部長の夢建築工房の岸野さん、栃木のラファエル設計の神長さんなど、全国には本当の良い住まいを本気で考える素晴らしい方がたくさんいます。
しっかり吸収して当社責任施工エリアに少しでも新築、リノベを問わず、暑くなく、寒くなく、お財布に優しい住まいを増やして参ります!

 

佐藤工務店さんのパッシブ換気
パッシブ換気は計画自然換気と言われ機械で行うアクティブ換気とは違い、新鮮な空気を下から空気の温度差を上手に使い、上部の湿度の状況により開閉する排気口(デマンド制御)で電気等を使わずに自然換気を計画的に換気を行うものです。空気の動き、流れを考えるのと家のスキマのない気密が高い住まいでないと上手く働きません。気密性能C値にこだわる当社には、うってつけのシステムです!

佐藤工務店さんの床下エアコン
師匠佐藤工務店さんの床下エアコン(暖房用)小屋裏エアコン(冷房用)の写真です。
冬は床下エアコン上部の自然給気口から新鮮な空気をエアコンで暖め床下から家中をめぐります。夏は新鮮な空気を小屋裏のエアコン冷やし、冷気は吹き抜け等を通り、家中を冷やします、どちらのエアコンも家庭用です、交換費用は最小限!冬、夏を家中を各一台でまかないます。更に夏には除湿を促す工夫がされています。全館暖冷房に換気に除湿まで本当に素晴らしいです。

パッシブ換気の条件
何でもかんでも、お財布に優しいパッシブ換気(計画自然換気)を採用できるわけではありません。まずは計画的に空気の流れを管理するため高気密高断熱の住宅が絶対条件です。良く思います、〇空調などハウスメーカーのシステムは壊れたらいくらかかかるだろうと、住まいの寿命を延ばしていく中、維持費は大事な問題です。直されず動かなくなったシステムは無用の長物、もしその住まいが高気密高断熱だったら換気ゼロです、考えただけでゾッとしますね。

最高レベルの断熱材の様子
佐藤工務店さのG3、断熱等級7。今の基準の中、最高レベルの断熱材の様子です。外断熱+付加断熱は夏は40度超え冬はマイナスと異常気象が更に進む昨今本州でもこの内容が必要になってきているのだと思います!

高性能住宅の快適さを知る
アトリエカムイの井野さんのセミナーは高性能住宅が建てられるという前提の中で今後住む人の居心地に良さをどのように伝えらえるかという内容です。
高性能住宅に住むほどキャンプ等の自然な事にチャレンジしたくなるそうです。毎日チャレンジではなく、日常が満たされている(高性能住宅の快適さを知る)からこそ、週末に自然などの自分の力ではどうにもならない、時には不便な事も楽しめるという事ではないでしょうか。この写真のように自然と快適空間の間のスペース(テラス付ウッドデッキなど)、そして室内から外の風景を取り入れる事でより高性能な住まいの良さ、自然との一体感が生まれのだと感じました。
もちろんこれは軽井沢で良い風景なのですが、こちらでもその感覚は取り入れていけると思います。自分の家が大好きな自分には、そそる写真でした!

半屋外空間との共存
半屋外空間との共存、良い言葉ですね。
気温に風や音、光、香りなどの自然を感じられる外、一歩中に入れば快適が待っている中、そしてそれが交わる半屋外の空間。繋がりをもたせるためのスペース盛り込んでいくのは大事ですね。ゆとりや居心地って家の中だけでものではないと改めて勉強させていただきました、井野さんありがとうございます!

これからもふじみ野市、富士見市、三芳町から”寒い、暑い住まいを減らす事”に尽力してまいります!

           

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